[2006年2月6日〜11日 東京遠征SPECIAL]

本当はこの日がメインになるはずだったのだが。
まぁパカの前では日蓮宗も無力ってことで(ぇぇぇ


<8日>
今回の東京訪問の、本来の目的である度牒交付式の日。
前の日までの行動からは微塵も想像つかないですね(笑

11時に東京駅を出発する特急電車に乗るので、早めに家を出ることにする。
tazy君は「早すぎるんじゃないの?」と言っていたが、早いに越したことは無い。
時間があれば、撮影でもしていればいいことなのだから。
そしてこの選択が、正しかったことになるとは…。

相模大野駅から、新宿行きの電車に乗車。
新宿から中央線快速でもよかったのだが、どうせなら地下鉄も乗りたいし…
と思ってルートを「下北沢→(井の頭線)→渋谷→(地下鉄銀座線)→赤坂見附→(地下鉄丸の内線)→東京」か、「代々木上原→(地下鉄千代田線)→大手町」のいずれかにしようと考えた。
新百合ヶ丘駅で、唐木田から来た多摩急行綾瀬行きが反対ホームに。よし、これだ。
ところが新百合ヶ丘発車後、何か様子がおかしい…電車がえらく遅いのだ。
停止信号?と思ったらその直後驚愕の事実を車掌が告げる。

「只今、地下鉄千代田線西日暮里駅で人身事故が発生しました」
「只今千代田線は全線で運転を見合わせております」
「その関係で当社線もダイヤが大幅に乱れており、先の電車が進まない為に現在電車の先詰まりにより停車しています」
「お急ぎのところご迷惑をおかけします」

早く出発してよかったー!!(冷や汗

この時先頭車両に乗っていたのだが、前の電車が止まっているのが見えるのだ。
さらに成城学園前付近では、VSE50000系がノロノロと左の線路を走っていく…(笑
新宿まで行くにはまだまだ時間がかかると思ったので、下北沢で井の頭線に乗り換え。
ところがその井の頭線も凄まじい混雑!
キャリーバッグがなければ目の前に空間が出来なかった。
乗ってくる人からは見えない為、どんどん押してくるのよね^^;
命がけで渋谷に到着し、さっさと銀座線のホームへ。
赤坂見附で丸の内線に乗り換え。隣同士のホームなのでお便利です(それは名城線)。

東京駅に到着し、持ってきた荷物の中身を入れ替え。
必要なものだけをキャリーバッグに入れて、ショルダーバッグや9日に使う手土産はコインロッカーに預ける。
京葉線ホームは…非常に遠かったです(笑

京葉線ホームには、既にその電車が止まっていたが、まだ清掃中で入れない。
程なくしてホームの逆方向からやってきた家族(父親・母親・娘)と合流。
売店で、車内で食べるものを購入。まぁ車内販売はあるんだけどね(笑
ホームには、どう見ても我々と同じ目的の方々がいらっしゃいます。
※売店では、父親の後輩の方が居合わせていて、挨拶してきたそうです。



房総特急と、ウチの子
ビューわかしお(253系)を撮影しようと思ったら、娘がいきなりフレームイン(笑
なにを問題なくピースサイン出しますかこの子は。




京葉線の線路を軽快に走行。新木場CRブルー201系も見逃しません!(笑
ディズニーランドも見えましたが無視してディズニーリゾートラインのモノレールを見てました!

幕張のビル群とか見ているうちに電車はあっという間に蘇我を出発。
今度は一転してのどかな田舎の風景が…。
勝浦から全席自由席になり、電車は安房小湊に到着。


 感想(くるりの歌に乗せて)
 「こんな街も あるんだ」


こんな駅。
安房小湊駅。


駅前から見える海。逆行ですね^^;
駅前。

観光地のはずなのに、タクシー全然おらんやんけ…。
2〜3台が定期的にくる程度かよ…。

で、タクシーに乗車して目的地の清澄寺へ。
タクシーの運転手によれば、もともとタクシーの数が少なく、安房小湊からは誕生寺に行く人が多いらしい(終点安房鴨川からだと、清澄寺に行く人が多いんですって!)。

ちなみに清澄寺に一番近い駅・安房天津(鴨川と小湊の間)は、タクシーが一番少ないらしい…。

<清澄寺とは>
天福元年(1233年)に日蓮が入山し、僧侶になった寺。延々と続く山道を山頂付近まで登ると雄大な自然に囲まれた名刹が佇む。江戸初期に建てられた中門や、天然記念物指定の千年杉などに歴史の重みを感じる。初日の出が日本で一番早く見られることで有名。極真空手発祥の地。宿坊完備、精進料理もあり(じゃらんより)。

清澄寺の門
門。

本堂。左右の旗にはお題目。
本堂へは石段を登る。

本堂
階段を上った先の本堂。

祖師堂
祖師堂。



一通り歩いて度牒受付の為に反対側にある研修会館へ。
こちらは新しい建物で、かなりキレイ。宿泊設備もあります。
受付と、記念写真(翌朝撮影)の申し込み。写真購入は強制ですがね(笑
住職(=父親)と離れて、指定された部屋で着替えて待つことに。
部屋はかなり広く、2つの部屋の間仕切りを取ってあるので20人は楽に寝泊りできるサイズ。
この間、誰も喋ってない…みんな緊張してるから?
年齢層も様々。今回に限り年齢制限が無いので、中学生・高校生・ワタシと同じくらいの年の方、逆に70歳を超えている人も…さらには女性も!!(一番の驚き)
※女性は、第3回(今回は第4回)以外で参加する場合、丸坊主でないと参加できない。



やがて館内放送が入り、先ほど受付をした道場に来いとのこと。
今回は40人の参加者がいました。
このあとテキストを渡されて、簡単な仏前作法の指導を受ける。
そして親が最も心配していた読経テストは、法華経で最も重要といわれる「自我偈」
40人もどうやってテストするんだ?と思っていたが…


・全員で読む
  ↓
・10人ずつ、全体を4分割して交代で読む。
  ↓
・講師が誉める
  ↓
・全員でさらにでかい声で読む
  ↓
・講師が
 「かな付きではないお経本でこれから読む」
 「大きな声で読みこれからも精進する」
 ということを条件に全員合格とする


ちょっと大雑把な気もしますが、合格したということで。
これの為に時間をかけてここまで来たのか…と思うと以下略。
ちなみに、度牒に出るには宗務院へ?万円を納めないといけない。

一気に気が抜けたところで今度は翌日の予行練習。
祖師堂へ移動しました。足だけ寒いね(笑
ちなみに並び方は地区ごとの順番になるので、北海道の人は一番最後です。
しかも北海道管区は「北海道東部」「北海道西部」と分かれているので…
北海道西部の自分が一番最後(40番目)
ワタシが一番最後に、度牒の交付書を貰うんですってよ。

それから本堂へ移動して見学。そのまま焼香して夕方のお勤め?(読経したし)
しかし、見てしまった。ストーブは広い本堂に1つしかないのだが…
僧侶さんが本来座る場所が、電気カーペットだった。いいなぁー。


晩飯の時間。
当然、食べる前にはお題目を唱えるわけです^^;
食堂で並んでいたのは予想通りの精進料理。
とは言っても、仕出屋が用意したものなのか、なかなか豪華である。
山菜おこわと、蒟蒻の刺身がなかなかよかったね。



この後、法話とビデオ鑑賞会。
法話の前にお題目やら自我偈とか読むわけですが^^;(飽きた)
師僧も参加するはずなのに、ウチの住職(=父親)の姿がない…風呂に行ったな…。

※ちなみに住職、ココに来るのを最初「面倒だなぁ」と言って嫌がってた。
 後から聞いたが、住職の部屋にいた後輩たちと集まって寿司食べてたって!!(笑


法話は、まぁそれなりにわかりやすい内容だったが最後の一言が笑いを誘った。

 講師「まぁ、私も度牒を受けた時に法話を聞いたわけでございますが
    そのときは足がしびれていたことしか覚えていませんでした

お前もかブルータス!!(何



この後は自由時間で、風呂(なんと温泉!)に入ったり。
頭を洗う時に、自分が丸刈りであることに気がついた。
意外に気がつかないものです。
喫煙スペースでは多くの人が煙草を吸ってました^^;

布団を引き(携帯の充電でコンセントがほしいので、一番奥を真っ先に取る)、適当に携帯をいじっていると消灯時間に。
まだ9時だよ!(笑 でもまぁ、明日が4時半起きなのでさっさと寝る。
早起きは慣れてるし。おやすみなさ〜い。

今日の1枚


安房小湊駅前にある小さな公園のモニュメント。


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